脱兎リベンジ
「ギターを弾き始めたのは不純な動機でして……」
「不純な動機って。なになに?」
「某軽音楽部のマンガが大好きで、それに憧れて……」
「宇宙人」とあだ名される程のコミュ障でぼっちの主人公・兎田が、仲間を得て自らのコンプレックスを克服しながら、道を切り開いてゆく青春学園モノ。
いやはや、正直予想以上でした。
この作品はとあるラノベ読みの方から強烈にプッシュされたものでした。
僕はもう学園モノはお腹いっぱいで辟易してる部分もあり、「また新人賞は性懲りもなく学園系かよ」とか思ってたのが正直なところ。
しかし、文章は三人称でその時点でまず及第点。読み進めると以外とぐいぐい読める。美少女ヒロイン萌えのぺらい作品でなく、『学園』という一つの社会の縮図の中で、底辺にいる主人公が必死になってあがき、自分の中で革命を起こし、敵に牙を向かれても立ち止まらず、最後まであがき、ひとつの成功を達成する。
学園モノというと、女の子と甘酸っぱい青春ものになりがちなのに、学園という社会でのサクセスストーリーを描いたものは中々ないのでないか。いわゆる「スクールカースト」と呼ばれるものをうまく利用した作品。
正直ストーリーはご都合主義だし、ストーリー構成は割とテンプレートな感じが否めない部分はある。
とはいえ、ご都合主義と言ったら小説なんて全部そうだし、新人賞ということを鑑みればある十分以上に評価できる。
ラノベの中で最近多いメタテイストの部分を散々disっている僕がなぜ冒頭の部分を抜粋したか。
これを読めばその意味がわかると思う。
新人の中では近年まれに見る良作だった。こういう作品を新人賞にもってくるとはやるなガガガ!
個人的にガガガ作品はタイトル数の少なさに比べて、好きな作品多いので、マジ期待してる。
小学館のオペレーターは感じ悪くて嫌いだけどな!
「不純な動機って。なになに?」
「某軽音楽部のマンガが大好きで、それに憧れて……」
「宇宙人」とあだ名される程のコミュ障でぼっちの主人公・兎田が、仲間を得て自らのコンプレックスを克服しながら、道を切り開いてゆく青春学園モノ。
いやはや、正直予想以上でした。
この作品はとあるラノベ読みの方から強烈にプッシュされたものでした。
僕はもう学園モノはお腹いっぱいで辟易してる部分もあり、「また新人賞は性懲りもなく学園系かよ」とか思ってたのが正直なところ。
しかし、文章は三人称でその時点でまず及第点。読み進めると以外とぐいぐい読める。美少女ヒロイン萌えのぺらい作品でなく、『学園』という一つの社会の縮図の中で、底辺にいる主人公が必死になってあがき、自分の中で革命を起こし、敵に牙を向かれても立ち止まらず、最後まであがき、ひとつの成功を達成する。
学園モノというと、女の子と甘酸っぱい青春ものになりがちなのに、学園という社会でのサクセスストーリーを描いたものは中々ないのでないか。いわゆる「スクールカースト」と呼ばれるものをうまく利用した作品。
正直ストーリーはご都合主義だし、ストーリー構成は割とテンプレートな感じが否めない部分はある。
とはいえ、ご都合主義と言ったら小説なんて全部そうだし、新人賞ということを鑑みればある十分以上に評価できる。
ラノベの中で最近多いメタテイストの部分を散々disっている僕がなぜ冒頭の部分を抜粋したか。
これを読めばその意味がわかると思う。
新人の中では近年まれに見る良作だった。こういう作品を新人賞にもってくるとはやるなガガガ!
個人的にガガガ作品はタイトル数の少なさに比べて、好きな作品多いので、マジ期待してる。
小学館のオペレーターは感じ悪くて嫌いだけどな!
脱兎リベンジ (ガガガ文庫) (2011/07/20) 秀章 商品詳細を見る |
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