Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://trumpe3128.blog.fc2.com/tb.php/100-57fc208d

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

チェンライ・エクスプレス 感想

死神はカマを奪いかえしたかった。
狼男は金と宝石を手にしたかった。
人魚は黒歴史を隠しきりたかった。
吸血鬼はある女の血がほしかった。
化け兎は愛する男を殺したかった。
アンデッドはずっと死にたかった。
謎の男は皆の願いを叶えたかった。
人造人間の少年は、事故で失った人間の心を取り戻したかった。
出来そこないの魔法少女は、恋の魔法を覚えて少年の心を奪いたかった。


今や応募作が5000を超える電撃小説大賞ですが、その「最終選考作」に選ばれたのが、

『チュンライ・エクスプレス』

です。
多数のキャラクターがそれぞれの物語を紡ぎつつ、同じ最終地点へと向かっていく、いわゆる「群像劇」となっている。
群像劇の代表といえば、「バッカーノ」「デュラララ」などの成田良吾先生だが、ライトノベル全体を見てみると群像劇を書いている作家さんってあんまり見ない気がする。読んでないだけかもしれませんが。

とはいえ、その群像劇代表と言ってもいい作家がいるレーベルで刊行するのだから、やっぱり「後釜を狙ってるのか?」と邪推したくもなりますね。後釜というより、作品のジャンルの強化という感じもしますが。

では以下感想。

群像劇というと作品の構造上どうしてもキャラクターが多くなり、それぞれのキャラクターを掘り下げることができないのが難点ではある。
しかし、それぞれの登場人物が「人間」ではなく、死神だったり狼男だったりゾンビだったりと人以外の属性を持たせたり、外見や喋り方などをオーバーにすることでしっかりキャラクター性を持たせている。
それらのキャラクターが上記で示したそれぞれの目的を果たすために、どのように物語が終着するのか。そして、作品の冒頭で起きた列車事故は果たしてどのような意味を持つのか。
そういった読者の期待にきっちりと応えて最後まで読ませてくれる作品でした。
ただ、正直なところやっぱりというかなんというか、成田先生と比べられてしまうのはどうしようもないでしょう。
確かに、文章の技術的には成田先生と比べて若干物足りないと感じるのはどうしてもしょうがありません。
しかし、それでもこの作者さんはまだまだ面白いものが書けるのではないか。そう思わせてくれるものがありました。
先も言ったように群像劇書く作家さん少ないので、是非これからも頑張ってほしいです。

チェンライ・エクスプレス (電撃文庫)チェンライ・エクスプレス (電撃文庫)
(2012/05/10)
百波 秋丸

商品詳細を見る

スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://trumpe3128.blog.fc2.com/tb.php/100-57fc208d

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

トランペ

Author:トランペ
ライトノベルを売る毎日

連絡がある方は↓まで。
mail: trumpe3128☆gmail.com

☆→@に変えてどうぞ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

検索フォーム

アクセス

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。