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僕と契約して書店員になってよ!

昨今の打ち切り云々の話題に対する個人的見解としてはやはり「売上」というのは重要なファクターの一つだと思っています。そして、それを獲得していくには如何に「新規読者の獲得」をすることができるかが当たり前ですが重要になってくると思います。まぁこんなものは別にライトノベルに限らず出版業界全般に言えることなんでしょうけど。

本屋という立場を10年近く経験している身としてはやはり「ライトノベルに詳しい書店員」が増えることこそが上記の条件を満たす方法の一つであると思っているわけです。

「ラノベに詳しい読者が書店の担当者になればマイナー作品でも売り場で堂々と展開できるし色々お得だよ!」

的なことを簡単にツイートしましたけど、現役本屋からしてみたらこんなうまくいくわけねーよってみんな思っているのは間違いない。
こういう風に「デメリットを言わずにメリットだけを強調する」というのはプロバガンダの常套手段ですよね。日本語って便利!
やはりメリットだけ説明するのはフェアじゃありませんので、いろんなとこで同じこと喋ったり書いたりしたような気がしますが、改めて「自分の好きなジャンルの担当書店員」になることがどれほど困難&面倒かということをまとめてみたいと思います。

① 採用されても自分の希望ジャンルの担当になれるかどうかわからない
 なんというか最初から躓いてる感ヤバい。そもそも採用されても売り場に出られるかどうかすら微妙という運まかせっぷりである。この辺は運営状況もあるし、自分がやりたいジャンルに空きがあるかどうかすらわからない。基本的には専任者がいるので、いつその人がいなくなるor担当替えになるかなんてのは運営次第の上、長年担当やってる人の場合は担当替えすら起きない場合も多い。実績ある人だと尚更である。
まぁラノベ詳しい書店員なんて殆どいないのが現状なので売り場みて「全然手入れされてねーなー」って感じたら多分ラノベ担当はいないと思いますが。
前にも言いましたけど売上規模からみてもコミック担当者か文庫担当者が兼任して面倒みてることの方が多いですね。
入社してすぐ売り場に出られるかどうかはわからないですが、面接時に「ラノベ好きです。売り場作りたいです!」ってはっきりと動機を告げて、与えられた仕事バリバリ頑張れば多分そのうちラノベ担当やらせてもらえるかもしれない。
あとは新店オープンする時とかは割と簡単に希望ジャンルやらせてもらえるかも?オープニングスタッフとか超大変ですけど、面倒な先輩とかいないからそのうちデカイ顔できるので、オープニングスタッフ募集してたら応募してみるのもいいんじゃなかろうか。

② あくまで基本は「接客業」である
本屋に入ったからといって四六時中本を触ってられるかと思っていたらそれは甘い。MAXコーヒーより甘い考えである。基本的には「レジと売り場での問い合わせがメインでその合間に商品出す」みたいな仕事内容なのでたまにテレビでやるような「本ソムリエ」みたいな書店員が売り場でウンチクたれながら本選んであげる(←多大なる偏見)みたいな悠長な職場では断じてない! 
むしろ戦場である。売り場を駆けずりまわりながら聞かれた本を探し出し、レジへと走り、大量の入荷商品を棚へと詰め込んでいく。走れない本屋なぞいない。どれだけ走れるかが本屋として求められる技量なのだ!(嘘)
とまではいかないが、ありがたいことに全国的にも忙しい店舗で働いてる身としては「3倍速く」とまではいかないが、3割増で早く動かないとマジで仕事終わらないので結構体力勝負な感。
それはともかく。
1日の内で自分の担当ジャンルの売り場をしっかり触れる時間というのは恐らく世の中の人たちが思ってるほど少ないですよマジで。よほどデカイ売上たてるお店じゃないと「専属の担当が何人もいて売り場をずっと触ってる」なんてことありえないですね。
どの職業でも言えることですけど、「自分のやりたい仕事」なんてのは業務全体から見たら1割ぐらいと言われていますし、本屋も実際そんなもんです。

③ 人間関係が存外ヤバい可能性がある
本屋は基本的にパートの女性の方々がメインで売り場を作ってるお店が多いと思います。そんな中如何に年上の女性たちとうまく付き合って行くかは割と重要なポイントになりますね。そしてそういう職場だと勤続年数を重ねたパートの方々が現場で権力握ってたりするので、聞いた話だと派閥的なあれがあったりして大変だったりする場合があるとかないとか。
入社した時から無駄に偉そうな態度で全方位に敵を作りまくっている僕みたいになると全員が敵なのである意味そういった問題はないんですけどね。みんなは真似しちゃいけないゾ☆


④ とにかく稼ぎが少ない
リアルに深刻で切実な問題であり、賃金目的では絶対に選べない業種の一つだと思います。採算度外視で働くぐらいの気持ちじゃないとマジでやってられません。仕事自体を楽しめる人じゃないと厳しい業種じゃないでしょうか。僕は給料明細というものをここ数年直視してません。哀しくなるので……。

⑤ 首尾よく担当になってもそれはそれで辛い
念願かなって自らが希望していた担当になったとしても、「自分が売りたい本が売れない」なんてことはザラにあるので辛い。
本屋としても売上を取っていかないと運営ができませんので好きな本ばかり店頭に並べるなんてことは到底無理な話です。
これも何度も言ってることですが「売れるタイトル」と「売りたいタイトル」は完全に別に考えなければいけない事象であり、現場で商品を仕入れる責任を預かる以上、まずは「利益を出す」必要があり、そういうスキルも磨かねばなりません。
更には店によりけりですが仕入れ制限や在庫制限なんかもあり、なんでもかんでも発注すればいいってもんでもなく(小売業としては当然ですが)許された範囲内で「まず売上をとれる売り場を作り」その中で許された限られた時間・スペースでのみようやく「自分の好きな本」を置くことができるのです。


以上が本屋の業務の実態を簡単にまとめたものであり、要約すると「本屋に入ってもやりたいことなんてそう簡単にできねーよ」ってことなんですよね。まぁこれはどの仕事に対してもそうだと思いますが。

しかし、そういった困難があるからこそ、自分が売りたいタイトルを売り場に置いて実際に売れた時の喜びというのは非常に大きいですし、そうやって「自らが売った」1冊というのは勝手に売れていくベストセラーなんかより売れた時の嬉しさは格別であり「自分の好きな作品の読者を一人増やした」と最も実感できる瞬間でもあります。ニヤリ。
そこが書店員として最もやりがいを感じるシーンの一つだというのは書店員誰もが思うことではないでしょうか。
そして「売る」ことの楽しさを覚えてしまうともうやめられないんですよね書店業というのは。


色々書きましたがライトノベルの布教活動としては「書店」という場所が最も布教効果が高い場所の一つであることは間違いないと思いますので、「自分はどうしてもライトノベルを布教したいんじゃー!」という志をもっている人は是非書店員になっていただきたい。
そしてその思いがあり、「もっと業界をなんとかしたい」という考えを持ち続け、あれこれ行動していけばPOPにコメントが掲載されたり帯に名前が載ったりテレビの取材が来る時だってあるかもしれませんね。

自分は幸運にも数年かけてやりたかったフェアやら売り場作りやらイベントやらは一通りやらせてもらえたので、やっぱり「こういうことをやりたい」と思い続ければ割となんとかなるんだなーとは実感しています。

あらゆる困難を乗り越えてみんなも書店に入ってラノベ担当者になろうぜ!
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