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六花の勇者感想

「なん……だと?」

この本を読み終わった時、思わずそう言ってしまった。
やってくれたな集英社。いやいろんな意味で。

「戦う司書」シリーズを手掛けた集英社きっての鬼才。かの荒木飛呂彦すらもその才能に嫉妬した(らしい)その文章力とストーリーを魅せる力は、SD文庫最後の砦といっても
過言ではないかもしれない。
発売前から、すでにコミカライズも決定しており、新シリーズ立ち上げとしては、かなり力が入っているといえるだろう。
集英社もかなりせっぱつまってる感がうかがえる。
しかし、メディアミックス展開も、作品の地力が高くなければ意味がない。はたしてこの作品はそれほどの面白さがあるのだろうか……


「六花の勇者」

もうこの時点で訓練されたラノベ読みはある程度話が読めてしまうだろう。
つまり六人の重要人物がいるわけだ。
おおよそこの手の『○人の勇者』系だと、番外数の重要人物が現れて云々……という内容がテンプレート。嫌いじゃないけど。
タイトルの時点で読者側にある程度ストーリーを先読みされているのだから、当然書き手のハードルは上がってくる。ただ、ストーリーがある程度読者で予想できているのであれば、それをどう逆手に取るかで面白さがでてくるだろうから、そういう点では話は作りやすいのかもしれない。

この話も御多分にもれず「7人目の勇者」がカギとなっている。
そしてこの作品。『勇者と魔王』という王道をテーマとし、タイトルと挿絵の雰囲気から、ファンタジーかと思いきやミステリーなのである。何を言っているのか(ry
正確には、ファンタジー世界を舞台にしたミステリーということなのだが。
ファンタジーらしく、剣と魔法とアクション有。きったはったを繰り広げつつも広がる謎。仲間同士の疑心暗鬼をえがいた人間模様は秀逸の一言。
戦う司書を経て、さらにレベルが上がった作者の力量は、昨今の萌えラノベブームの中で真逆のベクトルを向いていながら、ラノベ読みたちの心を鷲掴みにする作品へと仕上がっている。
前作を読んでない人は、是非、山形石雄という作家を知ってほしい。


と、かっこよくまとめてみたものの……
個人的にはもうちょっと王道に勇者と魔王してほしかったかなぁ。
確かに1巻でこの内容なら別にいいんだけど、正直内輪もめに終始してるだけじゃん? って感じにとられてもしょうがない。
特にラストの「やってくれたな!」感を経て、振り返ると「これもしかしてずっとこんな感じなの?」という不安も感じてしまう。

僕はそもそも、続編ありきでシリーズ立ち上げるのはあまり好きでない。
とはいえ、過去にも数冊は出す前提で出版されたファンタジー作品なんて山ほどある。僕が許せないのは、1巻という出だしにも関わらず、あからさまに2巻に引いていく必要性を持たせるあのラストだ。
せっかく1冊通して「面白いファンタジー読めた! 続きが出たら買おう」という気になったのに、これが「続きもかわなきゃいけないよ」と出版側から言われたような気分になり大いに水を差された気分だ。
この手の構成最近増えててほんとなんなの……

まぁでも集英社が力入れてるだけはある作品のレベルだと思います。
近年やばいSDさんを引っ張っていける可能性は十分秘めてるでしょう。
なんだかんだ言っても僕も続き買うでしょうし、懐古厨の人たちにはばっちりささる作品だと思いますよ。


六花の勇者 (集英社スーパーダッシュ文庫)六花の勇者 (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2011/08/25)
山形 石雄

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