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ライトノベル売上向上指南4  新刊発注編


なんか間に感想書いてたら、前回どこまで書いたか全く覚えていないぐらいのアレでした。
ということで発注の話ですね。
そもそも前回書いたの8月とかありえないですよねー。記事自体はのろのろ書いてたんですが、あまりの膨大な量に途中で挫折し、その間に更にレーベルが多発したりと、もうしっちゃかめっちゃか。前回の記事読み返して「なにこいつウザ」って思いました。自分の文章の下手クソさに毎回絶望しか覚えません。泣ける。

ここでは基本的に男子レーベルについて書こうと思います。だって女子とかわからんし……女子と言うかBLね。BLの平台とかとりあえず露出高いのと3人表紙にいるのを平台においとけばいいんですよ(適当


今回は発注するタイミングを新刊・既刊・フェア用とまとめてみようと思います。
そう思ったけど、あまりにも新刊発注のところで頑張りすぎてしまったので、分割することにしました。
今回は新刊発注のお話です。


ひとまずレーベル別にどういう発注形態があるのか。
簡単に分けると、『事前発注』ができるかできないかです。事前発注とは読んで字のごとく、次の月に発売する新刊の数を、店側で指定できるかどうかというもの。

●事前発注有
・GA文庫
・MF文庫
・一迅社文庫
・スーパーダッシュ文庫

あれ? 書き出してみたら以外と少ない……。なんかもっと事前発注色々出してたきがするんだけど。後は殆ど女子か。

上記4社から発売されるタイトルは、「前の巻の販売数」を基に発注数を決めます。新シリーズだったら、前の作品を参考にする。新人・新作の場合は店の規模にもよると思いますが、うちの場合は大体10冊前後でしょうか。後はジャンルとイラストによって多少増減させますね。

ただし、事前発注が出来るからと言って安心してはいけません。
書店業界は事前に「20冊欲しい」といっておいても、20冊入荷するとは限らないのです。初版部数が決まっているので、当然初版部数以上注文が入ればどこかで調整しなくてはいけません。これを『部数調整』といいます。この忌々しい部数調整というシステムは新刊発注だけではなく、『発注』というあらゆる場面で関わってくるなんともやっかいなシステムなのですね。
なので、人気タイトルなんかはこの部数調整を見越して、例えば20冊欲しい場合は、30冊注文するという対策をとっていたりするのですが、更に調整されて10冊しか入荷しなかったり、酷い時は0冊とかあります。しかもこれが割と普通です。ガッデム!
どこかで書いたかもしれませんが、如何に人気商品を確保するかが担当者の腕の見せどころ。
まぁでも事前注文受けてくれる出版社は、新刊に限って言えばほぼ注文通り入ってくるのであんまりそういう事態にはなった記憶がありませんね。
後は創刊時にだけ事前受けて、後は実績配本というパターンもあります。
事前がある場合は出せばちゃんと入ってきますが、出し忘れると大変なことになりがちなので、これはしっかりと行わないといけません。

事前発注もうちの店ではこれだけの出版社が受けてくれていますが、売上次第では受けてくれない出版社もでてくるでしょう。集英社なんかは、文庫全体の実績によって特約制度があるので、SDはたまたまその恩恵を受けているだけなのです。後は営業さんと直接やりとりして、なんとか事前発注とりつけたりね。
逆にうちの店では事前受け付けてないレーベルでも、他の書店さんでは事前発注受け付けてくれてたりする場合もあるそうです。うらやましい!
とにかく、この『事前発注』というのは、新刊配本において一番有利なものなので、なんとかしてどのレーベルでもやりたいシステムであります。文庫やコミックの担当になったら、電話かけまくってなんとか事前発注とりつけたいところ。

では続いて。

●事前発注無
・電撃文庫
・角川スニーカー文庫
・富士見ファンタジア文庫
・ファミ通文庫
・ガガガ文庫
・HJ文庫
・講談社ラノベ文庫

まぁ事前受けてくれるところ以外全部ですよね。当然ですが。
星海社とかPHPとかも受けてくれないんですが、細かいところは面倒なので省きます。スマッシュあたりはお願いすれば事前受けてくれるかもしれませんが、別に……ねぇ? 
ついでに言うと、基本的に講談社系は事前発注受けてなかった気がしますね。
これらのレーベルは『実績配本』といって、取次や出版さ過去の売上を見て、配本を決めている……はず。自分で売れ数確認する手間は省けるのですが、その分入荷する数を勝手に決められてしまうので、欲しい数が入荷しないというデメリットがあります。というかデメリットしかない。HJは確か『ランク配本』で基本的に出版社側が決めている数を出していたような気がする。

ちなみに電撃・富士見・角川・ファミ通、いわゆる角川グループは「特約店制度」、出版社側が過去の売上実績をもとに配本数を決めてくれるので、大型のタイトルはそうそう品切れを起こさない程度には入ってきます。
といっても、その『実績』というのも、新刊発売前数ヶ月前までの実績だし、自分で出す事前発注に比べたらやっぱり数は足りないというのも事実。


ではここで具体的に、「事前発注」と「実績配本」はどれぐらい数が違うのか一つ例を挙げてみましょう。
例えば、「とある魔術の禁書目録」の20巻が来月発売するとします。19巻の売れ数は100冊です。とすると「19巻が100冊売れたので20巻は少なくとも100冊以上欲しい」と仮定します。
事前発注を出せるならば当然「100冊」で出版社にお願いしますが、実績配本の場合、『20巻発売の数カ月前までの実績』での配本(出版社によってどの程度の期間で調べてるのかは謎)となるので、昨日まで100冊売れたから100冊入ってくるとは限りません。もし特約店に入っているのであれば、大体80~90冊ぐらいでしょうか。数字を照らし合わせてみたことがないので、はっきりとは言えませんが、感覚的に、実績配本の場合は、前の巻の売れ数から見て、80%程度かな? 
因みにこの実績配本もアニメ化などのメディアミックスが決まったり、アニメ放送開始に合わせて発売されるような巻は多めに入ってきたりもしますね。稀なケースですけど。
配本の実態は大体こんな感じ。

とはいえ、この「実績配本」も特約というシステムに組み込まれて初めて、この程度の数が入荷するというレベルです。
前述もしましたが、実際の実績配本なんて、「いやいや、この作家の作品うちの店で超売ってるのに、なんでこれしか入ってこないの……」みたいな事例は割とザラ。というか日常茶飯事です。
特約に入ってなくても禁書レベルの刷り部数のタイトルであれば、どこの店でもある程度入荷があるのですが、問題は新作や新人です。

事前発注が自分でできないとなると、配本は出版社もしくは取次側で勝手に決められてしまいます。
その時に何を基準に新作の配本を決めるかと言うと、これも過去の『実績』です。新人の場合は、似たようなジャンルがどの程度過去に売れたか。新作の場合は、前の作品がどれだけ売れたか。
というふうになるので、データ量が多い方が当然有利。なので、直近の売れ数だけではなく『店の歴史』というのもかなり大きなファクターになってきたりします。圧倒的に僕の方が売上だしているのに、同系列の売り場も売上も低い店の方が多く配本されてたりとかね……。
ついでに言うと、『特約店』という制度も実績がないと組み込まれないので、新しい大きな店より、古い小さな店の方がラノベの入荷が多かったりという事例もあると思います。
地方ではないですが、都内だと早売り店とかはやはりこの辺で有利ですよね。
前述しましたように、新人新作は大体10冊ぐらいは基準として欲しいのですが、実績配本の場合だと3とか4とか普通。入ってくるならまだいい方で、小さい店だと0とかも普通。うちの店の場合は売上伸ばし続けてるので、流石に初期配本で3とかはなくなってきたけど、売れ筋の作家の新作が一ケタだとちょっと凹む。
出版社側の事情として、新作の刷り部数を冒険するわけにはいかないのはわかってるんだけど、そこはもうちょっと入れてくれてもいいんじゃないですか? って思う時はたまにある。

とはいえ、「特約店」に入っていると、新刊配本・追加注文分はある程度優先して出荷してもらえます。ただやっぱり特約店同士でも注文は早い者勝ちだし、追加発注もスピード勝負。発売日前日~発売日当日にどれだけ発注できるかが、新刊確保できるかの瀬戸際ですね。


それでは、次に新刊の追加はどのタイミングで、どの手段を使って出すのか。

基本的に最も確実なのは電話注文です。朝出勤の担当者さんであれば、新刊の配本数が何冊で、どの程度追加が欲しいのかすぐわかりますし(入荷表見れば前日でもわかるけど)、出版社の営業開始直後に追加注文を出す事ができます。
電話注文のメリットは、

○在庫の有無をすぐ確認できる
○注文をすぐ受け付けてもらえる。
○追加分の搬入日がある程度把握できる
○自分の店に商品入荷してなくても早売り店に合わせて注文すればなんか受け付けてもらえる。

あたりでしょうか。FAXでも追加は当然出せますが、こちらからFAX送信してどの程度のタイミングで注文処理してるのかわかりませんし、在庫があるかどうか、いつ頃入荷するかどうかもわかりません。
というか自分でやっててフェアじゃないよなーってつくづく感じるのですが、都内の早売り情報をもとに出版社に追加注文だすと普通に受け付けてもらえちゃったりするので、そういう意味でも電話注文は有効。ツイッターなんかでフラゲの情報収集してたりすると尚有利。地方のお店だったら、基本的に公式発売日1日前には大体注文できる気がします。この裏技?を使ってたのはHJとMFとか部数調整酷かったり入荷数少なかったりした時によくやってました。今は配本のランク上がったり、事前で満数来たりするので最近あんまりやってないですけど。
でもこれできるの特約がなくて、かつそんなに大きくない出版社だけなので、講談社や小学館レーベルでは発売日以降じゃないと電話でも注文受け付けてもらえなかったりします。

電話注文が有利だとはいえ、出版社によっては「特約専用のFAXで送ってください」と門前払いをされる出版社もあります。後述しますが、WEB上での受け付けの方が早い場合もあるので、一概に電話注文だけすればいいというものでもなかったり。
では、自分が電話で追加注文をする出版社を挙げてみましょう。

○HJ文庫
○一迅社文庫
○MF文庫
○ガガガ文庫


特にHJ・MFはWEB上での発注システムを自社で持たない出版社なので、FAXや取次に注文預けるより電話の方が確実。一迅社・MFは事前発注が出来るので、そんなに品切れはおこしませんが、HJは配本数自体が少ない上に、ぽろぽろと新刊が売り切れたりすることがあるので、発売日に追加は結構必須。特に売れ筋のタイトル、はぐれ勇者や六畳間なんかは、一度品切れになると中々追加がこないので、平台展開しているなら、新刊台から外した後もある程度在庫確保できるぐらいまで見越して追加をかけたほうがいいです。
補足すると、この追加の仕方はHJ文庫に限らず、平台で展開しているタイトルの新刊に関して、全てのレーベルで行っています。特に、アニメ放送中や、来季のアニメ予定タイトルなんかはこういう考え必須。在庫持てるようなら、アニメ放送終了時まで切らさないような数を確保しておいてもいいと思います。
僕は殆どやったことないですが、SD・GAあたりも電話で追加出した方が、事前受けてないお店さんはS-BOOKより確実かも。

星海社・ラノベ文庫・ガガガ文庫は大きい出版社のためか、電話しても融通利かない感じが。

では電話以外で追加発注するにはどうするのか。
それは、WEB上での発注です。
前述しましたが、MFとHJ以外はWEB上で専用の発注場所があるので、新刊の追加注文に限らず、ほぼ全ての発注はWEB上で行っています。

角川系 → WEB HOT LINE
その他 → S-BOOK
講談社系→ Webまるこ

この3つのWEB発注サイトを押さえておけば、ラノベ関連の発注は7~8割方できますね。

WEBでの発注の利点は、発注履歴・発送結果 がきちんと表示されることです。
何度も書きますが、書籍の追加注文というのは、他の書店との部数の奪い合い。注文は早い者勝ちで、実績により部数調整が入ります。
履歴が残らないツール、電話・FAXでは自分が発注したものがいつ入荷して、何冊入るのか、入ってこないとわかりません。(電話だと入荷時期ぐらいはある程度わかる)
しかし、WEB上で発注すれば、発送された段階で履歴が更新されるので、自分が注文した冊数のうち、何冊が発送され、何冊届くのかが入荷の数日前にはわかります。数日の差と侮るなかれ。商品が届いた日に、足りない分を追加で発注するのと、数日前に発注しておくのでは、次の入荷日に更に差がでます。売り場的な問題としても、「数日後にこれだけの数が入荷する」とわかっていれば、売り場をどのように動かすかという準備ができるので仕事がスムーズにできるというメリットもある。
後は単純に発注履歴確認すれば、2重発注という無駄も防げるしね。

富士見・スニーカーは、特約店用の新刊追加用FAXが毎月届くので、そちらで追加を出さないと早く届かない。と昔言われたのですが、最近専用のFAX届かないから面倒になってWEBで発注してるけど、大体届くのでもうWEBで統一していいやって思ってる。この辺は要確認。

新刊は発売日過ぎないといずれのサイトでも発注することができないので、発売日には必ず該当するサイトをチェックする。
電撃だけは例外で、なぜか数日前から発注出す事ができる。早売りしてた名残なのかな? よくわからんけど、とりあえず出す。ただ、電撃に関しては追加注文だすことはできるけど、その段階では殆どの場合、どのタイトルが何冊入荷するのかわからないので、数は結構適当。とにかく、手元に確保しておくことが重要なので、出すだけ出すスタイル。入荷数確定していらなかったら削除すればいいし。

追加を出す数に関しては、基本的に事前発注で述べた通りです。前の巻がどれだけ実績があり、新刊がどれだけ入荷したのか。足りなければ必要数を追加(基本的には足りない)する。僕は大体前の巻の売れ数+5冊ぐらいが新刊欲しいかな?
当然これはあくまで基本的な考えなので、必要な冊数に関しては、前巻の売れ数だけでなく・今後のメディアミックス展開・シリーズの勢い・世間での評判・個人的な好みなど、様々なファクターを考える必要があります。これによってタイトルごとに適正な数字で入荷させるのが担当者の使命。
多めにとれば売り損じは少なくなるけど、返品率は上がる。逆に返品率を気にしすぎて入荷しなさすぎて売り損じでるのももったいない。
これは書店に限らず、「売れる商品を売れる数だけ仕入れる」というのは小売業で必須のスキルじゃないでしょうか。


新刊発注に関しては大体こんな感じでしょうか? これはあくまで僕のやり方なので、他に有効な手段があれば是非教えてほしいところ。


簡単にまとめると

○事前発注は忘れずに出す
○MF・HJは発売日前日に電話で追加注文。
○その他レーベルは発売日にWEBで追加注文。

うわぁ短い! なんでこんな無駄にダラダラ書いてるの? はずかしいとおもわないの? 


というか、新刊に関しては、「とりあえず追加発注しとけ」みたいな感じだからいいんですよ。問題は、新刊に絡めて既刊をどう展開・発注していくかなんだよね……。

それでは次回、「ライトノベル売上向上指南5 ~既刊・平台発注編~」に続く! 
続きを書く気力があればいいな!

誤字・脱字や文法破たんはきにしないで!
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